GOOD DESIGN AWARD
受賞ギャラリー
2012
グッドデザイン賞
偏光サングラス(度付き)
ゾフ・フィッシング

分類タグ

身につけるもの

事業主体名

株式会社インターメスティック

受賞番号

12GA10116

受賞対象の詳細

天候などの自然環境に対応する付属の3種類の偏光フィルターを取り替えできる機構を備えた偏光サングラス。視力補正が必要な度付きレンズに関しては、製造エネルギーコストが高く、素材のムダも多い従来の度付き偏光レンズは使わず、視力補正側と偏光機能側とに分けたフレーム構造を考案(特許第4929420号)、これまでにない低価格で高性能な度付き偏光サングラスを実現した。また、視力が変わった時は視力補正側を交換、偏光フィルターに寿命がきたときには偏光フィルター側のみを交換できる。その他、ノーズパーツ、モダンパーツも部品対応しているので、ユーザーに長く愛用してもらえる偏光サングラスとなっている。

※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります

プロデューサー

大浦イッセイ

ディレクター

大浦イッセイ

デザイナー

大浦イッセイdesigner

詳細情報

発売

2012/05/26

価格

15,750円 (標準レンズ(度付き)、3種類の偏光フィルター、専用ケース付き ※遠近両用など特殊レンズは別途有料)

販売地域

国内

デザイナーの想い

偏光サングラスは水中の様子を確認する、釣りにおいての必需品である。しかし視力補正を必要とする多くの釣り人にとって、度付きの偏光サングラスは欲しくても買えない高額商品である。この偏光サングラスは、これまでコストがかかっていた偏光度付きレンズの製造とはまったく違った発想で視力補正と偏光機能を両立させているので手の届く価格を実現している。これで多くのメガネアングラーにフィッシングを楽しんでもらいたい。

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

従来の度付き偏光レンズの製造方法では、製造エネルギーコストもかかり、また分厚い材料を切削するというエネルギーも素材も無駄が多く、ゴミも多く出る。しかし、今回新たなフレーム構造を考案したことで、これらすべてを抑えることに成功した。また、処方度数が変わった時には視力補正側のレンズを、偏光フィルターの寿命がきた時は偏光フィルター側のみを交換できるので無駄がなく、ユーザーは長く愛用できる。

使用者、社会等への取り組み

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

これまでの度付き偏光レンズの製法では生じていた、乱視軸や二重焦点などの処方度数と偏光軸の狂いが生じない機構のデザインとなっているので、ユーザーには正確な視力補正と、偏光機能を提供できる度付き偏光サングラスとなっている。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

これまでフレームとレンズで5万円ほどかかっていた度付き偏光サングラスを、1万5千円(税別)という安さで提供することができた。また、たえず変化する天候、自然環境に応じるには最低3色の偏光サングラスが欲しくなり、通常の度付き偏光サングラスでは15万円ほどの出費となっていたが、このサングラスは必要な3色の偏光フィルターを備えた価格となっているため、経済的な負担を大幅に軽減している。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

新規性のある製品ながら、新たに物をつくるのではなくてパーツとして国内に流通しているものを組み合わせて使うことを考えた。ロスを軽減し、流通をスムーズに構成したことで、オールジャパンメイドながら、海外に負けない低価格を実現している。伝統的なモノづくりにこだわリ続けて高価になる価値もあるが、デザインによって高機能且つ低価格化を実現することで国内生産を可能にし、国内メーカーに貢献できた。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

度付き偏光レンズは手間がかかるがゆえ、製造上のコストが高くつく。言い換えれば電気代などのエネルギーや材料資源も余計にかけた嗜好品である。本来、紫外線から目を守るであったり、偏光機能を使って屋外で楽しむレクレーションという用途を考えれば、無駄を省いたローエネルギーコストの製品をつくるべきと考えデザインした。結果、エネルギーコストを抑え、レンズを削るときに出るゴミも抑えることができた。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

Zoff、Zoff Plus、Zoff Latteショップ、オンラインストア(アウトレット店を除く)
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

審査委員の評価

担当の審査委員

戸谷 毅史川島 蓉子サイトウマコト廣田 尚子山田 晃三

評価コメント

視力補正側と偏光機能機能側とを備え、それを分けた構造を考案してある点は、製品としての優位性であり、それを低価格で実現した点を評価したい。視力補正側、偏光機能側、それぞれだけを交換できるのも、使い手にとって便利な選択である。素材感とフォルム、カラーのバランスがよく考えられていて、装着した時のフィット感もいい。さまざまなファッションへの対応が配慮されているモダンなデザインである点も評価したい。
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