受賞ギャラリー
2013
グッドデザイン賞
津山町産木製長手皿7枚組
もくもくハウス7Dishes『MMH7D』
受賞対象の詳細
宮城県登米市津山町は、82パーセントが山林に囲まれた典型的な林業の町です。地元の工人が地域の木々(ケヤキ・クリ・サクラ・キハダ・エンジュ・ライデン・アサガラ・ケンポナシ・クルミ・クワなど)で作ったシンプルなフォルムのお皿です。木の個性と対話しながらテーブルを囲み、異なる木目のお皿を並べてテーブルやリビングの景色を作ります。また、木材を使用することで、循環型社会の形成に向け木のある暮らしを提案いたします。7枚のいろいろな木々のお皿7Dishesは、7Daysならぬ一週間の楽しいデザートタイムのお皿かもしれません。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
プロデューサー
佐藤和子(デザインハウスWASABI)
ディレクター
高橋雄一郎(株式会社ユニグラフィック)
デザイナー
佐藤和子(デザインハウスWASABI)+古川左織(もくもくハウス仙台店)+津山木工芸品事業協同組合

発売
2012/11/01
価格
23,310円
販売地域
国内
設置場所
宮城県仙台市 宮城県登米市津山町
デザイナーの想い
地域の素材と人材活用。身近なところから地球温暖化防止の取り組みを実践します。木は、使うことで美しい木目に育っていきます。
使用者、社会等への取り組み
「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
食卓に木のお皿があることで、テーブルを囲む人との語らいの場づくりになるでしょう。また、リビングに木のお皿が一枚あることで「和」「洋」を問わず、多彩な用途が可能です。
「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
自分用にはもちろん贈り物にも重宝なコンパクトで使いやすいサイズ。「MMH7D」は、一週間のお皿に見立ててさまざまな木々を知り、木々をセレクトする楽しさがあります。一人でも家族で使用もOK。また、7枚を一緒に使用のパーティーシーンには話題提供と共にクリエイティブなテーブルになることでしょう・・。
「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
町の主幹産業となっている木工技術を活かし、これまで主体的に活用した杉や松などの針葉樹以外の地域の広葉樹を素材に展開した。今後の幅広い生活者ニーズに対応した商品開発の糸口となった。
「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
地球温暖化防止の取り組みからも暮らしの中に木製品普及を推進していきたいと思っています。木材は製造加工する際のエネルギー消費が少なくてすむので、きちんと管理された森林から木材を利用することで森林は再生し、再び質のよい木材を生産することができます。
どこで購入できるか、
どこで見られるか
もくもくハウス もくもくハウス仙台店
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
山本 秀夫池田 美奈子左合 ひとみ松田 朋春
評価コメント
生活にもっと木製品を取り入れようという提案型のデザインである。私たちは、身近だと思っている木材について、実際どれほど知っているだろうか。ケヤキやサクラ、クリ、クワなど、名前は知っていても、それぞれを見分けることは難しい。宮城県登米市津山町の山林で採れる10から12種類の木を使って作ったシンプルなフォルムの皿から消費者が7枚を選ぶ。同じフォルムながら、それぞれ色や木目、風合いが異なる皿を並べた食卓を囲むことで、木の個性を知り、地域を意識し、自然の豊かさを楽しむ感性が育まれるだろう。使い勝手が良さそうな湾曲したシンプルなフォルムも評価できる。
