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住宅建築カテゴリー(カテゴリー12、13)における審査の重視点

グッドデザイン賞の住宅建築の審査においては、グッドデザイン賞としてのデザインに対する基本的な視点・考え方をベースに、人が住まい暮らすための空間・場である住宅建築に求められる要素として、下記の事項を特に重視することとします。
なお本内容は今後、募集締め切りまでの間に補足される場合があります。


カテゴリー12
戸建住宅、兼用住宅、小規模集合住宅・共同住宅・寄宿舎(延床面積1,000㎡未満・住戸数15戸未満)、住宅工法・構法、戸建・小規模集合住宅関連のサービス、システム/HEMS、戸建て〜小規模集合住宅のインテリア

人の暮らし方

  • 新しい暮らし方の提案

  • 普遍的な価値の提案、新たな価値創造への挑戦

立地する地域社会との関係

  • 文化的景観、地域景観への提案・配慮

  • 地域内経済、地域産業との関わりの提案

  • 地域課題・社会課題の解決

  • 地域価値の再発見、創出

  • コミュニティの創出

空間提案

  • プライベートスペースの創出の内容

  • コモンスペース、パブリックスペースの創出の内容

土地・資産活用

  • 住宅の既存ストックの創造的利活用の提案

  • 土地利用における創造性

商品化住宅としての特質

  • 標準解としての質、住宅生産に関する新しい提案

  • 制度的な課題に対する提案

注文住宅としての特質

  • 個別解としての実験性、住宅の可能性に関する提案

  • 汎用性に向けた展開の提案

  • 集合の新しいアイデア

  • 運用の新しいアイデア

建設・供給の視点

  • 材料調達、建築体制、発生コストの社会的適正性


ユニット13
中規模〜大規模集合住宅・共同住宅・寄宿舎(延床面積1,000㎡以上・住戸数15戸以上)、住居街区計画、中〜大規模集合住宅関連のサービス、システム/HEMS中〜大規模集合住宅のインテリア

人の暮らし方

  • 新しい暮らし方の提案

  • 普遍的な価値の提案、新たな価値創造への挑戦

  • 多様なライフスタイル・世代・収入層を受け入れる良質な社会資本としての集合住宅の提案

  • 土地利用の創造性

立地する地域社会との関係

  • 文化的景観、地域景観への提案・配慮。特に中大規模の集合住宅は、街の中に立ち上がる体積が非常に大きいため、配置やボリュームなどのフィジカルな要素の検討による、地域への配慮・貢献が大変重要。

  • 地域内経済、地域産業との関わりの提案

  • 地域課題の解決

  • 地域価値の再発見、創出

  • 敷地内にとどまらず広く地域コミュニティに寄与する建築として、地域内の新しいコミュニティ構築の提案・地域内の既存コミュニティとの接続の提案

空間提案

  • 外部空間を含む良質な住環境の創出

  • 質の高いプライベートスペースの創出

  • 集合住宅による質の高いコモンスペース、パブリックスペースの創出

集合住宅としての技術面でのアプローチ

  • 都市計画に対してリーダーシップを持った提案

  • 集合住宅の技術面、システムへの新しい提案

  • 自然環境の保全や回復に対する提案・配慮

  • 集合住宅のメンテナンス、機能維持に対する提案・配慮

  • アイデアのモデル化、普遍化、社会的課題解決に向けた展開の提案

建設・供給の視点

  • 材料調達、建築体制、発生コストの社会的適正性

双方のカテゴリー(審査ユニット)を通じて、住居における意匠表現とプランニングのオリジナリティやクオリティは基本的な評価ポイントとなります。

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グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が運営しています。