受賞ギャラリー
2013
グッドデザイン賞
リビングセット
SEOTO
受賞対象の詳細
木製リビングセット。家庭用として日常生活での使用を想定。機能と美しさのバランスがとれたデザインを目指した。木の無垢材ならではの魅力を表現するため、カービングの技術を活かしデザイン開発された。ナラ材とウォルナット材の2種類の材種が選べ、クッションはカバーリングができる。また、置きクッション仕様にすることで、劣化時の交換も容易となる。フレームは「一生もの」とも呼べる仕様となっている。
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プロデューサー
飛騨産業株式会社 代表取締役社長 岡田 贊三
ディレクター
飛騨産業株式会社 デザイン室長 中川 輝彦
デザイナー
有限会社川上デザインルーム 川上 元美

詳細情報
発売
2012/11/20
価格
71,400円 〜 315,000円 (ソファ¥252,000〜 リビングテーブル¥71,400〜 AVボード¥126,000〜)
販売地域
国内・海外共通仕様
デザイナーの想い
日常生活で馴染みやすく、均整の取れた伸びやかなフォルムと構造のバランスを追求した「SEOTO」ソファは、心地よいリビングでの団欒を演出する。無垢の木の親しみやすい手触り、安堵感を持ち、節度ある、ゆったりとした掛け心地は、先に開発した小椅子との整合性に留意して、長く愛着の持てる存在を目指した、饒舌さの無いシンプルな品質とデザイン、そしてリーズナブルなプライスとのバランスを追求した。
使用者、社会等への取り組み
「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
リビングシーンにおける使い勝手の良いものを目指した。これまで90年以上の家具づくりの実施を通して弊社が培ってきた人間工学のノウハウを活かした。
「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
現在、日本人の住環境への美意識が問われている。まだまだ、良い木工家具というと北欧家具など輸入木製家具などが注目されるケースが多いが、弊社は「日本製」の良質家具を提供する。
「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
・日本は世界に誇れる森林国であるにもかかわらず、木製家具分野においては世界への発信力は低い。そこで本プロジェクトにおいて日本の技術力、デザイン力に裏打ちされた木製家具を国内外に発信していきたい。・飛騨高山という木工産地の発展に少しでも寄与したい。
「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
・これからの日本には良いものを永く使うという文化の定着が必要である。・日本では家具の歴史が浅いということもあり、良いものというと海外の製品が使用されるケースが多いが、本プロジェクトにより、こうした状況を変えることができる。・本プロジェクトにより日本の木工デザイン力や技術力が世界に通用することをアピールしたい。
どこで購入できるか、
どこで見られるか
飛騨の家具館 東京・大阪・名古屋・北海道・福岡・高山
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
五十嵐 久枝松下 計
評価コメント
AVボードとリビングテーブルの天板には無垢板天板の素材の奥行感と意匠としての柔らかさを表現した緩やかな削りによる面が裏面と表面が緩やかに一本のラインで繋がるようにデザインされることで、現代的意匠性の中に素材の奥行感を引き出している。また、同様にソファーの背板の小口面がアームの表面に繋がってゆく面の繋がりの連続性によって製品全体に一つの完結性を持たせることで、製品単体としてのデザインの完結性と、関連製品の意匠の共通性を意図して繋いでいる。ソファーの側面と背面の構造的な美しさと緊張感のある本体と後脚と背もたれの角度が独特の軽快感と緊張感を生み出している。
