受賞ギャラリー
2014
グッドデザイン賞
雪結晶パスタ
マカロニ
受賞対象の詳細
万年雪を頂く、月山の麓の製麺所が生み出した「雪結晶」形をしているショートパスタです。山形ならではのこだわりの農産物を入れました。「発芽米」「赤米玄米」「そば粉」使用の3種類があります。イタリア製のパスタマシーンで押出し、2日間の低温乾燥を経て造り上げます。サラダ、スープに添えると、四季やイベントを愉しめる一品になります。また、6本の枝がソースと絡み、もちもちの食感とソースの旨味を楽しめます。 パッケージは月山の山稜も意識し、様々な雪の結晶と、柔らかさのある氷をイメージしカラーリング。パスタが見え、食べる時のイメージができるように窓を作りました。
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プロデューサー
有限会社玉谷製麺所 代表取締役 玉谷 信義+ Qurz Inc. 島村 卓実
ディレクター
有限会社 玉谷製麺所 取締役営業部長 玉谷 貴子
デザイナー
Qurz Inc. 島村 卓実

詳細情報
発売
2014/02/22
価格
450円 ((税抜価格))
販売地域
国内・海外共通仕様
背景
開発のきっかけは、東北芸術工科大学の山形デザインプロジェクト「アガレイ」ブランドに参加した事。豪雪地帯でもある、月山の麓の製麺所であることから、手軽に食べれる雪を作ろうという発案で開発を行いました。
経緯とその成果
パスタが美しい雪の結晶の形であり、ギフトや山形土産にしたくなるパッケージをコンセプトにしました。
デザイナーの想い
様々な食のシーンで「山形の雪」への想いを共有したいと考えました。山形の月山の麓で、寒い日に空から降りてくる天からの贈り物が「雪の結晶」です。月山の麓で作られ、美しく食卓を飾るパスタを全国、世界に提案をしたいと想いました。また、雪結晶パスタは、今までの技術の結晶でもあります。この技術も広く発信したいと思いました。
企画・開発の意義
芸術工科大学と連携することにより、次世代の山形・月山ならではのパスタを造りたいと考え、雪結晶の新規ショートパスタの開発を試みました。山形の雪を想い描ける食卓のシーンを提案したいと考えました。また、麺の消費量が多い地域で、一人分の食べきりサイズを新たに提案し、気軽なギフトにも出来るようにしました。
創意工夫
雪結晶の形状は、成形適正と、美味しく食べられるような大きさ、ソースが絡まりやすい形状を考慮しデザインを決定しました。美味しく、美しい6角形の形状であることを必須条件とし試作を重ねました。大学において試食会も行い、ブラシュアップを行いました。その結果、原料の配合や製造方法・製造マシーンに新たな機能を加え、栄養的にも魅力のある、発芽米・赤米玄米・そばの3種類の山形産原材料を使用し、茹で時間が短く、もちもちの食感のパスタに仕上げ、最終的なデザインとマッチするよう工夫をしました。また、見た瞬間、聞いた瞬間に理解できるよう、パスタの形状そのままをネーミングとし、パッケージは一人分のパスタである事を表現する為に指型で、通常のパスタには見られない曲線を有するパッケージにしました。中身の雪結晶パスタが見えるよう、透明の窓をあけ、女性がギフトに使いたくなる色合いと可愛らしさになるよう工夫しました。
仕様
縦187×横120×厚さ72mm 重量:100g
どこで購入できるか、
どこで見られるか
工場直売店 つぉろの舗、おいしい山形プラザ、たかはた地産館、銀山温泉八木橋商店、チェリーランドさがえ
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
永井 一史鹿野 護久保田 晃弘遠山 正道中谷 日出
評価コメント
雪の結晶をかたどったパスタそのものの形状がよい。食材そのもののデザインというのはその発想と機会は限られるが、生み出された背景やソースが絡みやすいという機能性もデザインの重要な要素となっている。産学連携で生まれたという環境も食やデザインを進化させる新しい取り組みである。
