受賞ギャラリー
2016
グッドデザイン賞
キャンピングカー
ミニチュアクルーズ
受賞対象の詳細
ミニチュアクルーズは、大人2名が快適に就寝できる軽自動車キャンピングカーです。限られた空間を有効活用し、圧迫感を感じないように内装家具の配置を考慮。従来にはない、高級で洗練されたデザインです。厚みがあり柔らかなベッドはリクライニング機構つき。走行中に充電するサブバッテリーで、テレビの使用や充電も可能。シャワーヘッド水栓は、車内外どちらでも使用出来る伸縮式。コンパクトで起動力のある軽自動車をベースに開発したことにより、低価格化を実現。日常的には、4名乗車したり荷物を積んだりできます。フレキシブルに趣味を楽しむ自分だけの空間、あるいは気軽に家族やペットと旅行できるライフスタイルを提案します。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
プロデューサー
代表取締役 岡 宏治
ディレクター
岩崎 聡、寺岡龍哉
デザイナー
好井 貴浩、服部 誠

詳細情報
発売
2015/03
価格
1,650,000円 〜 2,706,000円 (税別)
販売地域
国内
背景
道の駅や高速道路サービスエリア等の拡充により、車中泊でのレジャーは日本においても定着してきました。キャンピングカー市場も、その流れに乗り、団塊の世代を中心に年々拡大しています。しかし、ユーザーから「平均500万円以上の新車キャンピングカーでは、予算上購入できない。200万円位で必要最低限の装備はしっかり詰め込んだオシャレな車が欲しい。」との多くの要望に応えるため、他社にはない車の開発を始めました。
経緯とその成果
軽四自動車の中とは思えない、落ち着いた雰囲気と高いステイタス感、大人のプライベート空間を追求。
デザイナーの想い
女性の意見を取り入れ、優しいアースカラーで統一したオリーブ。 電子レンジや100ボルトコンセントの使用を可能にしたSV。 四国八十八ヶ所巡礼の必需品を収納出来る遍路エディション等、それぞれテーマに沿ったデザインに仕上げました。ミニチュアクルーズ4種類の中から、各々のライフスタイルに合わせて、時間に縛られない自由な旅や、様々な趣味を実現していただければ幸いです。
企画・開発の意義
気軽に車中泊できることで、時間の制約を受けず、旅先での行動範囲を広げることが出来ます。また、趣味を楽しむプライベート空間としての活用も可能。万が一、災害が起った場合には、一時避難場所としても活躍します。近年、車離れが進んでいる若者にも、新たな魅力を持つ車を低価格で提案します。4種類のミニチュアクルーズを、多くの世代に提供することで、それぞれのライフスタイルが、より豊かになることを願っています。
創意工夫
くつろぐ際、広さを感じられるように、室内空間の縦横高さの比率を考え抜きました。あえてベッドの位置を高めにし、上部キャビネットの配置を計算しました。さらに、通常は室内に設置する排水タンクを、外部に設置し、就寝面積をさらに広く確保することに成功しました。その排水タンクは耐久性があるステンレス製で、コックをひねれば簡単に処理できメンテナンスも容易です。ハイグレードのキャンピングカーに匹敵する様な50mm厚のベットマットを採用し、寝心地を最優先しました。またベッドマットに21段階の調節ができるリクライニング機構を追加しました。ソファとして使えるだけではなく、車中泊時に気になる路面の傾きにも簡単に対応できます。後部ベッドマット下には、テーブルや折り畳みチェアを収納できます。さらに、セカンドシートの足下収納スペースに、大きな荷物や温冷蔵庫も設置可能なスペースを確保しました。
仕様
軽自動車スズキエブリイをベースに、スタイリッシュに架装した軽四キャンピングカー。 限られた車内に、大人2名がゆったり快適にくつろぎ、就寝するスペースを最大限に確保しました。厚さ50mmの21段階に調整できるリクライニングベッドマット。車内外どちらでも水が使える伸縮式シャワー付き。調光できるLED照明が大人のプライべート空間を演出。全4種類。 車体外寸は3395mm×1475mm×1895mm
どこで購入できるか、
どこで見られるか
株式会社 岡モータース 香川県高松市勅使町630番地
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
根津 孝太伊藤 香織岡崎 五朗佐藤 弘喜Juhyun Eune
評価コメント
ワンボックスタイプの軽自動車を改造し、大人2人が快適に寝ることができるキャンピングカーを開発した。簡易な構造ながらリクライニング機構を実現したソファベッドや、格納式の家具など、本来的には広いとは言えない空間を最大限活用して、室内で快適にすごすための様々な工夫がなされており、日本のプロダクトならではの楽しさも感じさせる。ディテールや色調、素材選択などの点で、さらなるデザイン性の向上を期待したい。
