受賞ギャラリー
2017
グッドデザイン賞
屋根材
アドバンス
受賞対象の詳細
「アドバンス」のデザインコンセプトは「進化×深化=強化」である。当社の数ある特許技術と持てる技術を尽くし、骨格と接合部さらに本体とをひとつながりに進化させたことにより屋根全体の強化へと繋がった。深化したアドバンスライトは屋根面に一切貫通孔を持たない新たな造形により美しいサイドラインを形成させた。アドバンスTYPE-Dは、連続したリブの陰影の表現によって生命観をもたらすデザインへと進化を遂げた。アドバンスは、その熟成したストロングデザインにより、差ではなく、圧倒的な違いと強さを持って生み出された、業界最高レベルの高強度ハゼ式嵌合型折板である。
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プロデューサー
株式会社川上板金工業所 代表取締役 川上正城
ディレクター
株式会社川上板金工業所 専務取締役 川上真紀夫
デザイナー
株式会社川上板金工業所 技術顧問 川上進

詳細情報
発売
2017/04/01
価格
3,000円 〜 8,000円 (屋根材 ㎡当たりの鋼板成型品のみの材料価格です。(厚さ・材質・裏貼り材によって価格は変わります。運賃はご相談ください))
販売地域
国内
背景
平成26年3月東京ビッグサイトで開催された、建築建材展2014のグッドデザインゾーンへ出展した際、大勢の訪問者から平成26年2月14日、関東地方での大雪により、屋根が倒壊したことや変形したことについて、多数のご質問と改善についてのご意見を頂きました。また、近年地球温暖化現象により、台風も大型化し強い勢力で日本列島に上陸する台風が増えてきています。さらに東日本大震災や熊本地震など、日本各地で地震災害による被害が多数発生しております。これらを軽減するため、屋根の軽量化に対する設計や積雪にも対応できるよう、クローザールーフより山高を46mm高くし曲げ強度を向上させ、各部材の接合部の強化により断面性能も向上させました。アドバンスは、デザインを追及すると共に自然災害ゼロを目指した取り組むものづくりの革新にも支えられて生まれた、高強度ハゼ式嵌合型折板です。
経緯とその成果
業界最高レベルの山高(206mm)とワイドな有効幅(600mm)サイズにまで拘ったストロングデザイン
デザイナーの想い
台風災害ゼロを目標として開発してきたクローザーシリーズ。その最終章かつ、フラッグシップとして誕生した『アドバンス』は、Z500クローザールーフをさらに「進化×深化=強化」をデザインコンセプトとして開発した。積雪や太陽光パネルなどの正荷重、台風による風圧力などの負荷重による断面性能を格段に向上させたストロングデザインは当社の技術の結晶である。さらに斜面のラインをより強くシャープにラインデザインしたことで、温度変化による歪み防止も強化。深化したトップライトは、屋根面に一切貫通孔を持たない革新的な採光型折板アドバンスライトとして開発。技術的にも多くの改良がなされ、屋根材としてのダイナミックな風格や上質さを実現。とはいえ、屋根本体においての大きなデザイン変更はしていないようにも見えるが、アドバンスは差ではなく、圧倒的な違いと強さを持って生み出された業界最高レベルの高強度ハゼ式嵌合型折板である。
仕様
ハゼ式嵌合型折板。材質は、ガルバリウム鋼板・塗装溶融55%Al-Zn合金めっき鋼板など。本体の寸法は高さ206㎜・働き幅600㎜・厚さ0.8~1㎜。屋根1mあたりの荷重は、5.92㎏。長さは、1m~50mとして、16mを超えると現場成型となります。
どこで購入できるか、
どこで見られるか
株式会社川上板金工業所 まんのう工場
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
鈴野 浩一橋田 規子原 研哉藤森 泰司吉田 龍太郎Puvanai Dardarananda
評価コメント
軽量で強い金属製の屋根は地震の多い日本では必需品となりつつある。本品は、最高レベルの規格で軽量さと高強度を確保している。今回、業界初の山高とワイドな有効幅サイズを実現した。軽いので施工費が安く、結果既存のものと同じ価格で提供している。性能だけでなく、独自の加工方法で屋根の表情を豊かにしている点も評価できる。
