受賞ギャラリー
2018
グッドデザイン・ベスト100
仮囲い美術演出
渋谷PARCO 建て替え工事仮囲い× AKIRA ART WALL
受賞対象の詳細
1渋谷パルコは2019年秋の竣工を目指し立て替え工事を行なっており、長期に及ぶ工事の周辺環境への影響から、賑わい創出のため仮囲いへの演出の検討を行いました。 渋谷の街のパブリックイメージであるカルチャーの震源地としての役割。 渋谷パルコの原点を表すキーワードである“インキュベーション”、“街づくり”、“情報発信”。 2つの視座から世界に大きな影響を与えた『AKI RA(アキラ)』をモチーフとして選出しました。 2多くの旅行客が訪れ、新たな渋谷の名所として世界に広がっております。2018年7月には世界的なアーティストであるカニエ・ウエスト氏も訪れ世界のSNSで話題となりました。›‹›
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プロデューサー
パルコ エンタテインメント事業部 小林大介
デザイナー
河村康輔
詳細情報
利用開始
2017/05/14
設置場所
場所 : 渋谷区宇田川町 15
背景
渋谷の街のパブリックイメージであるカルチャーの震源地としての役割。 渋谷パルコの原点を表すキーワードである“インキュベーション”、“街づくり”、“情報発信”。 2つの視座から、大きく再起動しようとする街の時代背景に合ったデザインとは何かを意識し企画提案となりました。
経緯とその成果
時系列でストーリーを追うのでは無くコラージュで新しい物語りを作ったところです。
デザイナーの想い
「AKIRA」という日本が世界に誇る漫画を使って新しい作品を作るという事で、一番最初に考えたのは同じ事をやってはダメだという事でした。まず漫画はストーリーで進んでいく事が前提にあるのでその時間軸を取っ払いストーリーを追うのでは無く全て絵の流れのみで構築する事を考えました。時系列では無く巻数を無視しバラバラなところから持って来た前後の繋がりの無い絵を使いアート作品を作るという事に重点をおきました。この企画がアートウォールなので広告でも無く、漫画としてコマで見せる事でもなく一枚絵のアート作品とし、それはただの絵の集合体では無く元々のストーリーと錯覚させるような流れのある作品にしました。AKIRAは制作されてから30年以上世界中から愛されてきた作品です、AKIRA自体が漫画の枠を超え既にアートになっているのですが、更にコラージュという別のアプローチで現代に落とし込めたらという思いで制作しました。
仕様
施工法:シート貼り 寸法:ペンギン通り 30,000mm×2,000mm 公園通り左手 2,800mm×2,200mm 中央 12,000mm×2,200mm 右側 1,560mm×2,200mm 施工業者:竹中工務店
どこで購入できるか、
どこで見られるか
渋谷区宇田川町 15 渋谷パルコ建て替え工事現場
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
鹿野 護河瀬 大作平林 奈緒美水口 克夫水口 哲也Chi mei Chang
評価コメント
今しかできないアイデアであり、今だからこそ刺さるアイデア。漫画を読んだことのある人なら、この仮囲いの前で立ち止まり、思わずニヤリとする。工事現場にも関わらず、破壊のシーンを使っているところは挑戦的である。全方位的ではなく、漫画という文脈を使い、「分かる人には分かる」と振り切ったことで、表現のインパクトをより強固にしている。
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