受賞ギャラリー
2020
グッドデザイン賞
支援活動
Smile Food Project
分類タグ
システム/サービス
事業主体名
Smile Food Project事務局
受賞番号
20G201326
受賞対象の詳細
新型コロナウィルス感染症と最前線で闘う医療機関の皆さまに、シェフ達が料理を届け、感謝と応援を伝えるプロジェクトです。おいしい料理には人を笑顔にする力があると信じ、「食の力」を使った社会貢献をボランティアの枠を超えてデザイン。コロナ禍の収束と、食べる喜びを皆で分かち合える日が一日も早く来ることを願い、実施しています。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
デザインのポイント
- 「食の力」を使った社会貢献モデルを作り、料理人やレストランが今後の社会で果たせる役割を明示したこと
- シェフ団体、ケータリング運営企業、広告会社が各リソースを持ち寄り協力することで、大きな力を生んだこと
- 企業や一般の方々とも寄付を通じてつながり、一体感をもって医療機関に支援と感謝の気持ちを伝えられたこと
プロデューサー
一般社団法人Chefs for the Blue+株式会社CITABRIA+株式会社エヌケービー
ディレクター
一般社団法人Chefs for the Blue+株式会社CITABRIA+株式会社エヌケービー
デザイナー
一般社団法人Chefs for the Blue+株式会社CITABRIA+株式会社エヌケービー
詳細情報
利用開始
2020/04/12
販売地域
国内
設置場所
東京都豊洲より1時間圏内
背景
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行によって、社会にはこれまでにない大きな不安が広がりました。厳しい情勢が続く環境下、ウイルスと闘う最前線は医療現場です。多くの医療機関の皆さまが感染の危険と隣り合わせのなか、いまだワクチンのない未知のウイルスと向き合い、入院・受診患者の命を救うため力を尽くしてくださっています。連日24時間、臨戦態勢にある現場では、忙しさのあまり食事に時間や手間をかけられないケースも多く、矢継ぎ早の診察や処置の後やっと取れた休憩時間には院内食堂は営業終了し、まともな食事を取れない方もいます。そんな方々に、おいしい食事で少しでも安らぐ時間を持っていただきたい。栄養たっぷりのひと皿で、明日に向かう活力を養ってもらいたい。シェフやレストラン関係者のあいだにそんな思いが広がり、このプロジェクトが立ち上がりました。
経緯とその成果
①一般社団法人Chefs for the Blue(シェフグループ)、②株式会社CITABRIA(レストラン・ケータリング運営会社)、③株式会社NKB(広告会社)がそれぞれキープレイヤーとして参加した三社合同プロジェクトで、①がシェフによるレシピ・調理の提供やPRを、②が医療機関への打診、キッチンの提供から運搬まで調理に関わる全般を、③がプロジェクト推進の事務局業務、WEB制作、コミュニケーション施策を担当。おいしさや栄養の行き届いたお弁当を週6回、1日400食を上限に各病院に配送しています。また企業サポートでは27企業・団体、寄付では開始11日間で目標金額の2,100万円を達成するなど、プロジェクトへの賛同を集めることができ継続的活動を可能にしました。医療機関支援という大きな命題とともに、料理人やレストランが社会で果たせる役割をこの活動で示すことが、「食の力」を信じる三社の共通目標です。
仕様
新型コロナ治療最前線で闘う医療現場に向けた応援企画
どこで購入できるか、
どこで見られるか
https://smilefoodproject.com/
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
井上 裕太川上 典李子ナカムラ ケンタ山出 淳也山阪 佳彦
評価コメント
過酷な労働環境の中で新型コロナウィルス感染症の治療を行う医療従事者が、飲食店への入店拒否などの差別を受けるという場合も存在する。そんな中で医療従事者への感謝を示し、少しでも最前線で闘う彼ら彼女らに喜びを届けたいと寄付によりシェフが作った食事をデリバリーする取り組み。シェフ団体、ケータリング会社、広告会社が連携することで2000万円を超える寄付を集めるとともに、2020年5月末時点で34の医療機関へ累計8000食以上を提供。先駆者としてのスピード感も含めて評価された。
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