受賞ギャラリー
2022
グッドデザイン賞
焚火台
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受賞対象の詳細
炎から草花を守る、自然に優しい焚き火台。 焚き火の火の粉や熱から、地面の草花へのダメージを最小限に抑えることをコンセプトに、デザイン/開発した。 火床に加えて、灰受けプレートを設置するダブルレイヤー構造を採用し、灰受けプレートを地面から浮かせ、空気層を設けることで、風の通り道を作り、地表への影響を極力少なくしている。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
デザインのポイント
- 火の粉や輻射熱から地面の草花を守る、ダブルレイヤー構造
- 自然を際立たせるシンプルかつ美しいデザイン
- ファミリーキャンプシーンを想定した、様々な焚き火料理を楽しめる、フレーム強度とサイズ設計。
デザイナー
岡田宰、石原亮

詳細情報
発売
2021/11/01
価格
23,800円
背景
キャンプ場で見かける芝生の上にできた、四角い焦げ跡。焚火台は本来、芝生や地表のダメージを与えないために利用されています。しかし、現在世に出ている多くの焚火台は、焚き火によって発生する、火の粉や輻射熱によって、フィールド(自然)にダメージを与えてしまいます。かわりに難燃シート等が使用されていますが、火の粉は防げても熱までは防ぎきれません。 アウトドアは自然の恩恵を受け、楽しませてもらっているからこそ、自然環境を想ったプロダクトを作れないかと考え、商品開発がスタートしました。
経緯とその成果
我々の焚火台は、薪や炭を置き燃やすための火床に加えて、灰受けプレートを設置する「ダブルレイヤー構造」とすることで、火の粉から自然の草花を守ります。さらに、灰受けプレートを地面から浮かせ、空気層を設けることで、風の通り道を作り、焚火台本体のみで、地面や草花への影響を減らすことを可能にしています。 また、出来るだけ人工物の存在感は少なく、自然の美しさを際立たせ、自然の魅力を最大限満喫するために、焚火台本体自体はミニマルなデザインとしました。 強度面においても、シンプルなデザインを実現するSUSφ6mmによる「フレーム構造」と、自然を守る灰受けプレートによる「面構造」の組み合わせにより、剛性を高め、全体のガタつきを抑えています。 安定感のある本体は、ファミリーキャンプシーンを想定した、様々な焚き火料理を楽しめるフレーム強度とサイズ設計となっています。
仕様
【サイズ 】 組み立て時 _ L:550mm, W470mm, H300mm ,収納時 _ L:550mm, W287mm, H15mm 【重量】 約2.4kg 【材質】 -フレーム : SUS304 / φ6mm -ステンレスメッシュ : SUS304 / φ1.1mm,3.5mm目 -灰受けプレート:ステンレススチールプレート 0.3mm厚
どこで購入できるか、
どこで見られるか
we know enough< 公式オンラインストア
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
ライラ・カセム倉本 仁色部 義昭橋倉 誠
評価コメント
キャンプ場でよく見かける焚き火による焦げ跡の問題を解決すべく、 火床と灰受けプレートによる二層構造によって炎から草花を守る、自然に優しい焚き火台。 灰受けプレートも含めて地面から浮かせ、空気層を設けることで、風の通り道を作り、地表への熱の影響を低減している。問題解決に加えて、空を映す鏡のような大きく弧を描くステンレスのプレートが夜の美しいシーンを創出している。
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