受賞ギャラリー
2023
グッドデザイン・ロングライフデザイン賞
パーソナルコンピューター
ThinkPad
受賞対象の詳細
ThinkPadは、1992年に発売が開始された堅牢なデザインと高い信頼性を特徴とするノートPCである。 斜めに配置されたロゴ、黒マットの筐体、中央に配置された赤いトラックポイント等、一目見ればThinkPadと認識できる特徴的な外観は松花堂弁当の器をモチーフにデザインされ、今でも同じデザイン言語が使われている。
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デザインのポイント
- 厳しい耐久試験で保障された高い品質と、キーボードの操作性などのユーザビリティから生まれる信頼性
- 松花堂弁当の器をモチーフにデザインされ、30年間もの間ユーザーに愛されるアイコニックなデザイン
- 小型軽量化はもちろん、再生素材の活用といった環境に配慮した設計など、常に業界をリードする設計
プロデューサー
レノボ イノベーション デザイン チーム
ディレクター
レノボ イノベーション デザイン チーム
デザイナー
レノボ イノベーション デザイン チーム
詳細情報
発売
1992/10/05
価格
オープンプライス
背景
ThinkPadはビジネスユーザーに向けた製品ラインナップとして、「オフィスから離れても生産性を維持でき、顧客の成功を支える」ことをミッションに掲げ、当時の日本IBM大和研究所で開発がスタート。 ThinkPadのデザインは松花堂弁当から着想を得て考案された。ふたを閉じた松花堂弁当は静かなたたずまいをしているが、ふたを開ければ色とりどりの料理が美しく盛り付けられている、ThinkPadも同じように閉じている状態では黒くシンプルな箱だが、ひとたび開けば革新と洗練に満ちあふれた操作環境が目の前に現れる。 この1992に誕生した特徴的なデザインは30年が経った今でもブランドのコア要素として継承している。
経緯とその成果
1992に発売された初代ThinkPad 700Cはビジネスマンが持ち歩くことを前提にA4サイズというコンパクトなサイズ感、手をホームポジションから大きく動かすことなく操作ができるようにとキーボード中心に配置された「トラックポイント」等の独創的な発想と、「拷問テスト」とも呼ばれるThinkPad製品専用の厳しい耐久試験で保障された堅牢性で大きな支持を得た。 以降は、2分割されたキーボードがパソコンの開閉に連動して大きく広がるバタフライキーボードを搭載した「ThinkPad 701」や、プリンターを内蔵した「ThinkPad 555BJ」など革新的な製品を数多く輩出。近年では筐体への再生素材の採用や、プラスチック素材を使わない製品パッケージの開発など、環境に考慮した製品開発に注力している。
仕様
重さ約3.4kg (初代ThinkPad 700C)
どこで購入できるか、
どこで見られるか
レノボ・ジャパン公式サイト、家電量販店等
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
齋藤 精一倉本 仁菊地 優里筏 久美子
評価コメント
黒くて角張った形状。その表面は少しガサガサ、サラサラとしたテクスチャーが施され、差し色に赤が用いられている。細部に用いられるロゴや各部の形状も当初からの様式が尊重され、丁寧な処理で構成されている。ThinkPadと言われて私たちが思い浮かべる姿はまさにこのようなものではないだろうか。パーソナルコンピュータのような類の製品は常にその機能や用途の先進性が製品の価値において重要視され、デザインの姿にもその先進性を表現するために常に改変や更新が求められる。そうした分野の中にあって、ここまでThinkPadらしさをデザインで踏襲しながら、唯一無二のデザインアイコンを築き上げた開発者の姿勢、変化し続ける状況の中でも脈々と受け継がれる設計思想が高く評価された。
