受賞ギャラリー
2024
グッドデザイン賞
オーガニックコットンタオル
オーガニック120
受賞対象の詳細
オーガニック120は、1999年より販売されているオーガニックコットンを100%使用したタオル。 厚くもなく薄くもない、適度な厚みで、 よく水を吸い 、よく乾き、気持ちいい風合いが長持ち。「最大限の安全と最小限の環境負荷」を掲げるIKEUCHI ORGANIC が作り続けるオーガニックコットンタオル の原点です。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
デザインのポイント
- よく水を吸い、よく乾き、気持ちいい風合いが5年、10年と長持ちする、私たちの「永久定番」。
- 「最大限の安心と最小限の環境負荷」を掲げ、原料から製造・販売に至るまで、環境と安全性に最大限の配慮。
- 長く使い続けられることを念頭に、シンプルなデザインながらも、精密に設計された高度な織り技術を反映。
プロデューサー
IKEUCHI ORGANIC株式会社
ディレクター
池内計司
詳細情報
発売
1999/03/20
価格
990円 〜 33,000円 (ウォッシュタオル(990円)〜バスローブ(33,000円))
背景
「世界で一番安全なタオルをつくりたい」という想いから生まれた「オーガニック120」シリーズ。世界的な認証期間が認定したオー ガニックコットンのみを採用。遺伝子組み換えでない種から有機農法で農薬や枯葉剤を使わずに育てられ、手積みで収穫された綿です。そして製品の安全性に対する責任や地球環境への負荷軽減の拘りは、 その後の織り、染色の工程を経て製品が完成するまで続きます。企業としてのその取り組みへの客観的な指標として、環境対策に関するISO14001を1999年にタオル業界として初めて取得。そして、製品の品質保証に関するISO9001を2000年に取得。 更に赤ちゃんが口に含んでも安全だと証明する、国際認証エコテックス規格100のクラス1をクリアしています。 また自社で使用する電力を100%風力で賄う日本初の企業で、”風で織るタオル”と呼ばれるようになり、WindMadeの認定を受けています。
経緯とその成果
開発当時は会社の売上の大半をOEMが占め、作りたいものを作れないという状況でした。その状況への反発が原動力となり、作り手としての理想のタオルを形にした「オーガニック120」が誕生しました。シンプルなデザインは長く使われることを想定し、また海外のマーケットでの展開を意識しています。そのため見た目では差別化が難しい一方で、高度な織りの設計でタオルの風合いを格段に向上させています。 「世界で一番安全なタオル」を目指しひたすらよい製品作りに取り組み、そのコンセプトをひとりでも多くの方に知ってもらえるように労を惜しまず語り続けています。 そこで当初よりブログやSNSで発信し、自社 ECサイトでお客様に直接に販売することに拘っています。また東京と京都の直営店では、お客様が製品を体験できる場所となっています。いまではBtoBの事例も増え、宿泊施設などアメニティに拘る各種施設に導入いただいています。
仕様
原材料:オーガニックコットン(有機栽培綿)100%(20番手/単糸)、品揃え:・バスタオル(72x145cm)・フェイスタオル(35x80cm)・ウォッシュタオル(35x38cm)・バスローブ(フリーサイズ:身 丈111、身幅64、袖丈71cm)・ルームシューズ(S、M、L)・バスシーツ(90x200cm)・ベビーアイテム(ミトン、シューズ、ビブ、ブランケット、バスローブ)
どこで購入できるか、
どこで見られるか
自社オンラインストア、自社直営店(東京ストア、京都ストア)など
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
評価コメント
人の感覚は一番正直だと思う。触って、使って、やっぱりこれだというものに行き着く。つくり手としての理想だけを追求し、少しずつ改良を加え、進化し続けているが、環境問題やオーガニック・コットンに対する知識や、様々な試行錯誤の繰り返しによっての賜物で、行き着くところまで追求したので、改良の仕様がないというタオルである。このタオルを使うことで、その情熱と愛情が、会社内、工場内、そして顧客やその先まで広がり、いいものを長く使いたいという感性の人が増え続け、世の中にいい影響を与えていく。タオルなのに、タオルだけにはまらない大きなポジティブの連鎖になっていることに喜びを覚えた。環境の重要性、そして環境対策に取り組む意義、そしてさらなる向上を目指し、タオルの風合いで勝負することにコツコツと専念してきたIKEUCHI ORGANICを大いに評価したいと思う。
