受賞ギャラリー
2024
グッドデザイン賞
タオル
フラッフィータオル
受賞対象の詳細
上質なタオル研究のパイオニア「伊澤タオル」とStandard Productsの共同開発商品です。タオル開発において二律背反とも呼べる、ふんわり感、耐久性、吸水性、肌触り、重量、毛羽レスなど、あらゆる性能を高い水準でキープしながら300〜700円という低価格帯での開発を実現した、やわらかタオルです。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
デザインのポイント
- ふんわり感、耐久性など相反する性能をバランス良くクリアした上質な使用感です
- 高価格帯の素材を使用せず、独自の紡績技術で高品質の商品に仕上げています
- 300〜700円という価格帯の購入しやすい商品です
プロデューサー
株式会社大創産業 グローバル商品本部 山中尚也/グローバル商品1部 小林奈穂
ディレクター
株式会社大創産業 グローバル商品本部 グローバル商品1部 舟橋 理恵+伊澤タオル株式会社+グランドデザイン株式会社 北田光志
デザイナー
グランドデザイン株式会社 北田光志、尾崎那由多
詳細情報
発売
2024/03/29
価格
300円 〜 700円
設置場所
Standard Products 全国各店舗
背景
タオルは1枚100円以下で購入できるタオルから、数万円もする高級なものまでさまざまなグレードの商品が存在します。近年では数百円で購入できるタオルも、昔とくらべて高い品質のものが多く誕生しています。しかしながら高価格帯のタオルと比較すると、素材や技術開発のコストの観点から、なかなか超えられない壁が存在します。タオルは毎日使うものであり、定期的に買い換えをおこなう商品です。日常生活でのタオル購入におけるコストパフォーマンスの観点はとても重要であると考えます。高品質で高価格のタオルで家中のタオルを揃え、買い換え続けるのはコスト的に難があります。そこで私たちは数百円で購入できるコストの範囲内でありながら、高価格帯の商品にとくらべても遜色のない、最高品質のタオルづくりを目指しました。
経緯とその成果
タオルに求められる性能には「肌触り」「吸水性」「速乾性」「耐久性」「毛羽の付着」などがあります。しかしふんわり感を追求すると毛羽が出やすくなったり、吸水性を高めるとやわらかさが減ってしまうなど、すべての性能を高品質にするには高いコストと技術が必要となってきます。たとえば高価な綿花や無撚糸などを使用すると高品質な性能になりやすいものの、当然コストは跳ね上がります。私たちは、お客さまが手に取りやすい価格内で、もっとも品質の良いタオルづくりを目指しました。数百円で販売できる範囲の素材ながら、独自の紡績技術により高品質なタオルの製造に成功しました。この商品はふんわり感を保ちながらも高い吸水性を持っています。さらに毛羽落ちがしづらく、洗濯劣化を軽減するため高い耐久性があります。結果として販売価格を抑えながら、相反する性能を高い水準で兼ね備えた商品となりました。
仕様
フェイスタオル:34×80cm 112g、綿100% バスタオル:50×110cm 224g 綿100%
どこで購入できるか、
どこで見られるか
Standard Products 全国各店舗
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
評価コメント
されどタオルと言われるほど、タオル産業でのタオルの研究は日々進化している。長年、品質とコストのバランスを研究している企業との共同開発だからこそ生まれた製品だろう。上質な使用感はもちろん、土壌・水質・農薬などで環境へ配慮した農園で栽培された綿花を使用し、仕上げに太陽光電力でまかなう工場を選定するなど品質だけでなく、商品づくりの過程においてもサステナビリティに 注力している点が高く評価された。同社の「Standard Products」といえば、低価格帯ではあるものの、同社の他製品と比べると高価格帯に位置している。品質や使い勝手を重視し、新たな顧客の獲得と共に、下町の工場などと協業して、伝統産業の継承なども考慮に入れながらも、環境問題を意識した商品の開発や、社会貢献などを重点においている点などの企業としての姿勢も含めて評価された。
