受賞ギャラリー
2019
グッドデザイン・ベスト100
リリックスピーカー
キャンバス
受賞対象の詳細
歌詞が画面に浮かび上がるスピーカー。モチーフは、壁に立て掛けられた2枚のレコードジャケット。ひとつは歌詞を映し出すスクリーン、もうひとつにはメッシュで覆われたパネルの後ろにスピーカーが隠れている。2枚のパネルを斜めにすることで生まれる背面のスペースに、音質に必要な容積と機械を収めるボックスを配置している。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
デザインのポイント
- モチーフは壁に立て掛けられた2枚のレコードジャケット。歌詞を映し出すスクリーンとメッシュのパネル。
- 2枚のパネルを斜めにすることで生まれる背面のスペースに、音質に必要な容積と機械を収めるボックスを配置
- 家電ぽさを極力消したデザインにし、背面も隠すことでディテールがほとんど出ないように仕上げた。
プロデューサー
COTODAMA 斉藤迅
ディレクター
YOY、小野直紀
デザイナー
YOY 山本侑樹、WOW 北畠遼 +ALLd. 荻野健一、立川卓、水野開斗、深瀬麻未、野村暢一+Whatever Saqoosha、衣袋宏輝、murasaqi+森研治+池田亮

詳細情報
発売
2018/11/15
価格
165,000円
背景
ストリーミングサービスやワイヤレススピーカーにより、音楽がますます気軽に楽しめる現代。しかし、音楽に対して心が震える時間という「感動の質」に対しての体験の進化は、あまり無いように思います。そこで、私たちは音楽の感動における大きな要素である「アーティストからのメッセージ」つまり歌詞をより豊かに味わえるプロダクトを開発しました。レコードやCDのジャケットを食い入るように見ながら、アーティストからの言葉に、励まされたり、何か気づきをもらったりしていたような、豊かな音楽との対話の時間。それを取り戻し発展させるのが、Lyric Speaker シリーズです。 新ラインとなるLyric Speaker Canvasは、インテリアに馴染むデザインにすることで「歌詞と暮らす」ことをより可能にしたプロダクトです。絵やレコードを飾るように「言葉を飾る」ことで、暮らしの中に常にアーティストの言葉が溢れます。
経緯とその成果
高音質なスピーカーに必要な空間と、歌詞を瞬時にモーショングラフィックにするのためのシステム部がそれぞれ大きな容量を必要とするが、それを2枚のパネルを斜めにすることで生まれる背面のスペースに収めることで、壁に立てかけるようなアート性と、スピーカーとしての高い性能を同時に実現した。 家電ぽさを極力消してインテリアに溶け込むようにデザインし、背面もメッシュの中に低音用のバスレフや熱逃がしの通気孔を隠すことでディテールがほとんど出ないように仕上げた。
仕様
プロダクト名COTODAMA Lyric Speaker Canvas モデル名LS2 色ブラック / シルバー サイズ幅48cm x 奥行き12cm x 高さ40cm 重量約8.2kg(本体 約5.2kg)
どこで購入できるか、
どこで見られるか
代官山蔦屋書店、ザ・コンランショップ、MoMA Design Store、他アメリカ/EU等の販売店
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
山田 遊木住野 彰悟倉本 仁村田 智明Andrew Pang
評価コメント
一見、壁に2枚のレコードジャケットが立てかけてある日常の風景のようだ。プロダクト然としていない佇まいに現代性を感じる。音楽が流れ、その歌詞が音楽とリンクした美しく躍動感のあるムービングタイポグラフィで表現される。一世代目のものより形状が研ぎ澄まされ、より日常に溶け込んだ形状となっていることが好印象で評価できる。
